NETIS登録技術 バイオ・オーガニック工法

脱コンクリート!水辺の環境は植生復元から
■概 要

バイオ・オーガニック・リバー工法の図

近年、「豊かな自然環境」が社会的な共有財産として認識される様になり、様々な分野で緑の保全や生物空間の創出が行われています。
河川事業においても例外ではなく、河川の自然生態系の保全や河川空間の多様な利用への要請が高まり、より自然な多自然川づくりが求められています。

バイオ・オーガニック・リバー工法は、ダム湖湛水面や河川・排水路等の水辺周辺の裸地面に植生を復元し、併せて、斜面の安定を図る技術です。 

耐久性のある連続した耐水性特殊袋状マット(ソウケンリバーフォーム)を斜面に布設し、マット内部に種子及び植物の永続性を考慮した特殊有機質資材(ソウケンオーガⅠ・Ⅱ)、特殊水生基盤材(オーガニックR用土)を水と混合し、客土注入機械にてソウケンリバーフォームに注入します。 

ソウケンリバーフォームは、河川・排水路、ダム湖湛水面等の冠水箇所用に開発されたもので、従来技術にはない、波浪による基盤材の吸出しを抑制するための緩衝材が備わっています。 

これにより、安定した耐水性生育基盤層の造成が可能となり、長期に渡り、植生の維持が図られます。

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■特 徴
  1. ダム湖の湛水面を植生復元する事で、土砂の流亡を防止する事ができ、景観性が向上します。
  2. 水生基盤材を耐水性袋状マット内部に注入する事で、基盤流出による水質汚濁を抑制します。
  3. 冠水時でも水生基盤材の吸出しを抑制し、安定した生育基盤の造成が可能となります。
  4. 耐水性特殊袋状マットには、周辺植物や漂着種子の補足機能が備わっているので、無播種施工による自生種型の植生復元が可能です。
  5. 植生を回復させる事で、水辺の動植物の生活圏を創造するビオトーブに適しています。
バイオ・オーガニック・リバー工法の特徴
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■施工方法

 

バイオ・オーガニック・リバー工法の施工の流れ
水生基盤材注入状況水生基盤材投入状況
施工完了
施工完了
冠水状況冠水状況
施工10ヶ月後施工10ヶ月後
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■適用条件

勾配は、1:0.3迄対応可能です(降雨量の少ない地域や西向面の場合には要検討)。 既設モルタル吹付面が不安定(裏面の空洞、モルタルはく離が著しい等)な場合には、別途対策が必要です。

河川・排水路等では、落差工や、乱流を発生させる構造付近での施工は留意する必要があります。適用するのり面は、土質毎の安定勾配が適用条件であり、土圧変異やすべりが生じる恐れのあるのり面には適用できません。この場合、吹付枠工やアンカー工等の併用を検討します。 本工法の選定に際しては、長期的な安定確保を主目的として、対象のり面の土質、土壌硬度、土壌成分、湧水・集水の状況、気象条件、のり面方位、のり面勾配、施工時期、周辺環境等を考慮するほか、施工費や施工条件及び環境保全に配慮する必要があります。


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■ポスターカタログのダウンロード
バイオ・オーガニック・リバー工法

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